びみょ~

びみょ~(あとがき)

あとがき

「びみょ~」という言葉の響きがおもしろいと思い作成した絵本です。子どもにとっては若干ニュアンスのつかみにくい言葉だと思いますが、絵を観て大人の真似をしながら発音することで、動物園の楽しい「びみょ~」を楽しんでもらえるのではないかと思います。

保育の現場では、子ども達を惹きつける方法として“静と動”や“抑揚”などの緩急がよく意識されます。この絵本でも“動”の場面では集中線などを多用して勢いをつけ、逆に“びみょ~(=静)”の場面ではあえて表情をなくして緩急をつけてることで「びみょ~」への期待が高まるように設計しています。読む際は是非物語の登場人物と同じようにハイテンションとローテンションを使い分けて読んでみてください。

挿絵に関しては今までの作品よりあえてカットを粗くして勢いを出しています。普段のアート作品のように細かい作業で完成する作品も好きですが、ザクザクと大胆に切って作る造形も味があっていいなと感じた次第です。

今まで描いたことのない動物たちをいつもと違うタッチで描けて楽しかったのですが、私はペンギンのデザインが一番気に入ってます。もし登場した動物たちのなかにお気に入りがいましたら嬉しいです。

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絵本の内容について

この絵本は保育所保育指針(厚生労働省,2018)で示されている五領域の「環境」と「言葉」が育むことを意図して制作しています。
動物園という身近なテーマで読み手の表情や言葉の響きを楽しめる本となっています。

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