今年ももう終わりが近づいていますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
1月の予定と併せて記事を書こうかとも思いましたが、今年はペーパーアーティストとして活動を始めた節目の年でもありましたので、総括として一つの記事で出したいなと思いしたためております。
この記事では
①アートについて
②絵本について
③マルシェについて
④全体を通して
⑤来年の目標
の順番で反省や目標を書いていこうと思います。
少し長くなるかもしれませんがお付き合いいただけると幸いです。
アートについて
まずは、アートについて。
私が保育の畑を飛び出して作家をやろうと思った一番の理由は、自己表現を追求していきたいと思ったからです。
ビジネスの視点で作品や商品を売るということには強い執着がなかったので、紙を使った表現がアートとして広く認知される作品を作ることが私の一番の活動のエネルギーになっています。
今年は7月あたりからコンテスト情報サイトを使い、積極的に身銭を切りながら応募をしていきました(笑
グループ展などの実績を含めると以下の通りです。
グループ展
「第19回 月のアート展」 けいはんな記念公園 水景園 ギャラリー月の庭(京都)
「第3回 PURO ART AWARD」 FEI ART MUSEUM YOKOHAMA(神奈川)
「PAPER LOVE展」 boji hair +gallery(東京)
「ペーパーワンダーランドmini」 MUJIcom鎌倉 (東京)
「絵・本・展 vol.6」 FEI ART MUSEUM YOKOHAMA(神奈川)
「第10回SHIBUYA ART AWARDS 2024」 Super SHIBUYA(東京)
受賞歴
「第19回 月のアート展」 入選
「第3回 PURO ART AWARD」 入選
「第10回SHIBUYA ART AWARDS 2024」 入選
振り返ると、作品を本格的に作り始めて間もない身としては比較的入選率はよかった気がしますが、それはペーパーアートという物珍しさからくる注目だったのかもしれません。
入選しても受賞まで至らなかったのは、アーティストとしての個性や観た人を惹きこむ“もう一工夫”が足りなかったのかなというのが反省点です。
ただ、年末に作った「猫と楕円形の雲」を経て、表現方法としてかなり面白いものがこれからできていくのではという実感があるので、こうやって手ごたえを掴めたのはアート制作を続けた成果かなと思います。
現在もB3サイズの大型新作の構想を練っており、現時点で今までの何倍も作業量がありますが、それだけ見栄えもするものができるのではないかと自分自身もワクワク。
新作が毎回自信作というのは、自分なりに成長している証なのかなと前向きに捉えていますし、今後も同じように公募には積極的に出していきたいなと考えています。
絵本について
現在は保育の道から完全に離れたというよりは、むしろその延長線上で活動しているという感覚があります。
今もなお保育の大切さは感じていますし、自分なりの表現を追求していく姿勢を体現することで、子ども達の良いモデルロールになりたいという想いもあります。
なので、保育との関りを絶たないという意味でも絵本製作は私にとってとても重要な活動の一つですし、子どもの反応を想像しながらアートでお話を作れるというのは、自分にしかない強みだと思っています。
こちらのブログでも発表していますが今年作った絵本は以下の4作品。
お話を考えたりで更新の期間が空くことはありましたが、4月から始めて4作品出せたのは及第点かなと思います。
コンテストや出版を考えて、Amazonのペーパーバックで出しているのは2作品になりますが、「びみょ~」もそのうちペーパーバックで出したいなと思っています。
悔やまれるのは、紙などの材料節約や時短の観点で「ロンとふうせんのくに」以外は原画を残していなかったことです。
今後作るものはしっかり残るものにしていきたいなあ・・・
成果は原画を残したからというわけではなく、「ロンとふうせんのくに」を完成させたことでしょうか。
全部のページを見開きで作ったのでかなりの作業量になりました。
なにより、お話は私の経験や想いが詰まっているのでとても思い入れがあります。
この作品のおかげでFEI ART MUSEUM YOKOHAMAの「絵・本・展 vol.6」に出展でき、初めて絵本作家らしい活動実績を作ることができました。
次回作のお話もやっと形になってきたので、来年も引き続きこちらのブログで更新していきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね♪
マルシェについて
アート活動や絵本製作をするにあたって、販売の場がないと売り上げが出ないのと、対面での交友関係を広げたかったために今年から積極的に参加したマルシェ。
大きなイベントから小さなイベントまで通算12回程参加しましたが、痛感したのは「ほとんど思い通りにならない」ということ。
ネガティブに聞こえるかもしれませんが、それだけ多くの気づき・発見があったということです。
当初はアートとウォールデコだけで販売していこうと思いましたが、一番最初に参加した地元のマルシェで洗礼を受け(強風や場所の要因もあったかと思いますが・・・)、アートだけで戦う場ではないと気づき商品開発に力を入れました。
おかげでトンネルブックや万年カレンダーなど、他にはないようなものもつくることができましたし。
比較対象がいないので売上に関してはなんとも言えないのですが、ノウハウがあまりないなかで大きなマイナスにならなかったのはよかったかなーと思います。
それでもやっぱり全体的な活動費としてはマイナス。
売り上げを出すためには引き続き新商品の開発も必要なのでしょうが、今年はそこに多くの時間を取られた気がしますし、メインの収入をマルシェに頼りたいわけでもないです。
来年はマルシェの参加も様子を見つつ出れるときは参加し、アートや絵本製作に支障をきたさないようにしたいなーとぼんやり思っています。
全体を通して
園長という立場から作家へ転身したことで収入はほとんどなくなってしまいましたが、全く後悔なく活動できたのは本当によかったなと思っています。
それも周りの理解のおかげですね・・・特に妻には感謝しています。
今年の活動を通して改めて実感したのは人との繋がりの大切さです。
こんな私でも地元の商店会からマルシェにお誘いいただいたり、ギャラリーでの出会いを通して交流会に参加したり、そこからイベントのお話をいただいたり・・・いーてぃーしー
たくさんの人に助けていただいた年になりました。
割と内向的な私ですが、自分で共同体を作っていくというのは幸せに繋がる近道なのかもしれませんね。
屋号であるtetepaperのキャッチコピーを「紙が彩る。紙で繋がる。」にしてよかった・・・
来年も、というよりはこれからもずっと人とのご縁を大切に活動していきたいなと思います。
来年の目標
2024年の反省を4つに分けて書きましたので、目標も4つに分けて書こうと思います。
まず、アートについては・・・
・公募展で賞を取る
です。
やはり実績が入選だけでは説得力がないと思いますし、玄人にとっては入選なんて当たり前で実績にすら書かないなんて話も。
今年掴んだ感覚で引き続きアート制作に励み、アーティストとしての実績を確実に積み上げていくことが必要です。
作品がよりパワーアップしていきますので期待していてくださいね!
次に絵本については・・・
・出版に向けた具体的な話に繋げる
です。
出版する!と言い切りたい気持ちもありますが、実現可能なラインで設定しました。
今年は絵本を作ったものの特に出版に向けたアクションは取れませんでしたので、来年は個人での印刷に留まらず多くの方にお話しを届けられるよう積極的に行動に移していきたいなと思います。
もちろん新作を作り続けることも目標です!
そしてマルシェについては・・・
・マンスリーウォールデコを1年分完成させる
です。
現在進行形で作っているマンスリーウォールデコですが、1か月3種類というなかなかハードな商品開発が必要なシリーズです。
12月と1月は既に販売しているのですが、2月からのものはこれから。
モチーフは既に考えているのですがデザインデータや切り出し作業は都度必要になってきます。
売上を上げるという目標も大切ですが、当面はこちらの制作に注力しメイン商品となるよう形にすることも飽き性の私にとっては同じくらい大変で大切。
保育士をやっていたからこそ、季節を感じるって大切なことだと思いますしね^^
最後に全体を通した目標としては・・・
・お仕事(案件)をいただく
です。
収入の面でももちろんですが、自分の作品が仕事として活躍し認めてもらえるということは大きな自信に繋がると思いますし、そこから見えてくるものが大きく変わってくる気がしています。
そしてそこからさらに次のステップに繋げたい。
園長業務での社会人経験を活かして、いただいた仕事はどんなアートワークでも全身全霊でやらせていただきますので何卒よろしくお願いいたします!
長々と書きましたがここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
今年から始めたペーパーアーティストとしての活動。
折角なら自分の表現でどこまでいけるのか、これからも挑戦を続けたいと思います。
是非2025年も応援していただけると嬉しいですし、応援していただいた方を後悔させない!還元できる!アーティストになりたいと思っていますので今後とも何卒よろしくお願いいたします。
それではよいお年をお迎えください!
tete